【給料調査】ENEOSの年収の目安を職種・年齢ごとに一覧化

ENEOSの平均年収は1,123万円。石油業界の中では非常に高い方に分類。
これは有価証券報告書に記載されているすべての職種及び年齢を総合して算出された金額。
実際には総合職やプロフェッショナル職の2コース、あるいは事務・技術・現業などの部門によって差異がある。
過去6年間の平均年収の実績
年度 | 平均年収 |
---|---|
2019年 | 11,296,553円 |
2018年 | 12,047,553円 |
2017年 | 12,125,060円 |
2016年 | 11,056,850円 |
2015年 | 11,045,213円 |
2014年 | 10,679,987円 |
2013年 | 11,571,556円 |
上記は2014~2019年3月時点の有価証券報告書に記載された「平均年間給与」の欄に記載された金額。
どの年度においても640~700万円の範囲の金額にて推移。
この年収には基本給のほかに、残業代(時間外手当)・深夜手当(午後10時から翌5時まで)・休日出勤手当・ボーナス・通勤手当・扶養手当・家族手当などが含まれている。
表の引用:https://takumick.com/eneos-salaryより
他社と比較して
ENEOSと言えばガソリンスタンドのブランドだが、実際のところは石油元売会社。ガソリンスタンドを運営するのはその子会社である。
さて、他社との比較に関しては、ENEOSは石油業界の中でも特に平均年収が高い企業。
参考までに、ライバル他社の平均年収は下記の通り。
- ENEOS:11,296,553円
- 出光興産:9,114,088円
- コスモエネルギーホールディングス:9,286,591円
- 国際石油開発帝石:9,219,596円
- 三愛石油:7,644,133円
- 富士石油:7,696,000円
- 石油資源開発:8,678,483円
ENEOSだけが年収1,000万円を超えているのがわかる。
年齢別の年収
年齢 | 年収 | 月収(基本給) | ボーナス |
---|---|---|---|
20-24歳 | 400-450万円 | 25-30万円 | 75-95万円 |
25-29歳 | 450-550万円 | 35-40万円 | 100-120万円 |
30-34歳 | 550-700万円 | 40-50万円 | 150-200万円 |
35-39歳 | 650-900万円 | 45-55万円 | 150-200万円 |
40-44歳 | 700-1,000万円 | 45-60万円 | 200-250万円 |
45-49歳 | 800-1,200万円 | 50-70万円 | 200-300万円 |
50-54歳 | 850-1,200万円 | 50-70万円 | 200-300万円 |
55-59歳 | 800-1,000万円 | 45-65万円 | 150-200万円 |
ENEOSの総合職に該当する社員の年齢ごとの推定年収の目安。事務系・技術系のいずれも総合した場合の金額。
推定金額は有価証券報告書に記載の通りの1,000万円となる。
勤続年数はかなり長くなりやすく、昇進のスピードも速いことから、年収も高い水準で推移。
事務系総合職
事務系総合職の業務内容は次の通り。
- 原油その他の一次エネルギー調達
- 物流管理
- リテール販売
- 法人販売
- コーポレート( 経営企画、経理、財務、総務、法務、人事)
いずれも年収に関しては、仕事内容ごとの違いはほとんどない。
各種手当が付く職種ということもあって、平均年収も同年代の中では高い水準に達する。
20代、つまり新卒採用で入社してから間もない時期の年収が400~500万円台。
30代は600万円~900万円ほどになる。
40代からは年収1,000万円以上という社員も少なくないレベルになる。全体でも700~1,000万円。
50代も800~1,200万円。ここも役職による違いが大きい。
子会社への出向などもあるものの、ENEOS本体に所属している限りは年収は本体と同じ。
技術系総合職
技術系総合職の業務内容は次の通り。
- プラント管理(プラントの検査、設計、新設、補修など)
- プロセス管理( 運転管理、需給計画など)
- セールスエンジニア( 潤滑油・石油化学製品販売)
- 研究開発( 石油化学・潤滑油・機能材など)
- システムエンジニア(社内システムの企画・提案など)
技術職においても年収は仕事内容ごとの違いはほとんどない。
20代の年収が400~550万円。30代は600万円~900万円。
40代からは年収1,000万円以上が出てきて、全体でも700~1,000万円。
50代も800~1,200万円。
40歳前後からは特に役職による違いが大きい。
基本給の傾向
ENEOSの基本給の金額の目安は以下。
30代:25-40万円
40代:30-55万円
50代:40-60万円
勤続年数やこれまでの昇給幅によって基本給は個人差が出てくる。
全体的な傾向としては上記のようになると推定。
なお、最終学歴(大卒・院卒)による違いはあくまでも初任給の時点に適用される。
基本給の昇給は入社後の実績等による影響が大きく、学歴で決まるものではない。
ボーナス(賞与)の傾向
ENEOSのボーナス(賞与)の金額の目安は以下。
30代:60-150万円
40代:100-200万円
50代:100-200万円
ボーナスの金額算出は基本給をベースに出されるため、これまでの昇給幅によって基本給は個人差が出てくる。さらに、個人評価もやや考慮される。
全体的な平均支給基準は年間で基本給の6.0か月分。(2019年実績)
毎年も夏季、冬季それぞれ3か月分ほどで推移。
同様に、最終学歴はボーナスの算出計算には用いられず、あくまでも基本給や勤務状況がベース。
景気状況によって多少は左右されるものの、一般的な製造業などと比べると上下変動は小さい。